太陽6話 すれ違い

ようやく宿泊先の部屋に戻ると、奥には布団が敷かれてあった。

フロストさんはそのまま部屋を横切り、窓際にある小さなソファに腰を下ろす。

フロスト「……少しめまいがするようだ」

眉をひそめ、口元を歪めながらそうつぶやく。

(やっぱりずっと無理してたんだ……)

不安は感じていたのに、それを押し殺してしまったことに後悔がよぎった。

〇〇「フロストさん……どうしてすぐに言ってくれなかったんですか……?」

そんなつもりはなかったのに、攻めるような言葉が出てしまう。

フロスト「どうということはなかったからだ。少し休めば治る」

なんでもなさそうな口調で諭すように言うその姿は、やっぱり辛そうで…-。

〇〇「ちゃんと休んでください……お薬、もらってきますね」

言うや否や、私は外に出ようと立ち上がったけれど……

フロスト「待て。薬は……いい。休めば治る」

フロストさんは不機嫌さをあらわに、そう言い放つのだった…-。

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