太陽7話 願いの行方

(私の願いは……)

手の中で光る流れ星を見つめる。

その気持ちは心の底から溢れ出て、願わずにはいられなかった。

(あなたと、ずっと一緒にいたい……お別れなんて、嫌です)

途端、流れ星が私の手から飛び立ち、星屑時計が輝く。

次の瞬間……夜空の星々が、シュテルさんを目がけて一斉に落ちてきた。

星々のかけらが、シュテルさんの星屑時計に溶けいっていく。

(何が起こっているの……?)

まぶしい光が幾つも、弧を描きながらものすごい勢いでシュテルさんの胸元を目指す。

息も忘れるほどに瞳を奪われていた、その時……

○○「……っ」

(何……?)

シュテル「○○!」

首筋がひどく熱い。そっと触れると、何かが首に突き刺さっていて、触れた指から、真っ赤な血が滴っている。

シュテル「星が……!」

(星……?首にささっているのは、星なの?)

床に大きな血だまりができ、急激に意識が遠のいていく……

シュテル「すぐに処置を……!願いを……!」

○○「シュテルさん、やめて……」

(死んでしまう……!)

遠ざかる意識の中で、彼が流れ星を生み出したことを感じた…―。

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