太陽5話 執事喫茶、開店

サイさんにコーヒーを淹れてもらった翌日…-。

文化祭本番を迎えた今、校舎内は多くの人々で賑わっていた。

そんな中、執事喫茶に行ってみると……

(すごい……!)

サイさんの教室の前には、大勢の女性が並んでいる。

(よかった、大盛況みたい)

私は周りの人達の邪魔にならないように気を付けながら、ドアの隙間から中の様子を伺う。

サイ「おかえりなさいませ、お嬢様」

サイさんはにこやかな笑顔でお客さん達に対応している。

特に緊張している様子もなく、練習の成果が出せているようだった。

女の子1「ねえ、あの人かっこよくない?」

女の子2「うん、一番かっこいい!」

噂話をする女の子達の視線の先には、サイさんがいた。

艶やかな髪に、整った顔立ち、青く綺麗な瞳…-。

サイさんを改めて意識した瞬間、胸が大きく高鳴ってしまう。

(サイさん……やっぱり人気だよね)

(喫茶店も混んでいるみたいだし)

(私がお邪魔しても、迷惑になるかもしれないし……帰ろうかな)

私は少しの間、その場で思案した後、

執事喫茶に入るのを諦めて、立ち去ることにした…-。

<<第4話||太陽最終話>>