太陽6話 にじんだ星空

その夜…-。

(どうしたら、いいのかな……)

窓の外を見つめながら、私は一人思いを巡らせる。

(大切な人を忘れて欲しいなんて言えない)

(“誰か”がいなければ意味のない人生だって、あるのかもしれない……)

(でも……私は、レイヴンさんに生きていてほしい)

(これは、私のわがままなのかな……?)

どんなに考えても、答えは出なくて……

(そうだ……まずはレイヴンさんのことを知ろう)

いつの間にか、私の瞳には涙がにじんでいる。

(私、まだレイヴンさんのこと、何にも知らない)

―――――

レイヴン『オフィーリア……君の好きな花が咲いたよ』

レイヴン『とても美味しいですね。 けれど私には……必要ない』

―――――

彼の声が頭の中でこだまする。

涙でにじんだ星空に、彼の幸せを願った…-。

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