太陽6話 君は僕の……

気がつけば私は、温かなパティルの腕の中に収まっていた…ー。

○○「あの、パティル……?」

パティル「……はぁ」

恐る恐る声をかけると、頭上から呆れたようなため息が降ってくる。

パティル「……いいから、君も寝なよ。ひどい顔してるから」

○○「ひ、ひどい顔って」

パティル「一睡もできませんでした、って書いてあるよ」

○○「……それは……」

パティルがふと表情をやわらげた。

パティル「君は僕の助手なんでしょ。実験の最中に居眠りしたら、許さないからね」

○○「……!」

昨日のやり取りを、パティルがどう思っているのかはわからない……

けれどその一言で、重く沈んでいた気持ちが一気に軽くなったような気がした。

(せめて、建国祭までは……このままでいたい)

どこか祈るような気持ちで、私はゆっくりとまぶたを下ろした。

……

??「……ほんと、ひどい顔」

(……?)

誰かの指が、私の頬をそっと撫でる。

パティル「シモンも、君も……馬鹿なんじゃないの?」

(……パティル?)

パティル「……君は、笑ってなよ」

○○「……」

その言葉の意味を問い返す前に……

私の意識は再び、眠りの淵へと沈んでいった…ー。

<<第5話||太陽7話>>