太陽5話 筆を守れ

〇〇「だめ!」

私は慌てて落ちていく筆へと手を伸ばした。

(あれはメディさんの大切なもの……!)

筆が裂け目のすぐそばに転がり落ちる。

(今ならまだ間に合う……!)

必死に手を伸ばして、筆に触れる。

けれどそれを邪魔するように、また地面が大きく揺れた。

〇〇「っ……!」

筆が指先から離れた。

〇〇「だめ、落ちないで!」

なおも手を伸ばして、指先で筆を掴んだその時…-。

メディ「〇〇!」

メディさんに抱きかかえられ、私達は後ろへ倒れ込んだ。

メディ「キミは一体……」

〇〇「すみません。でも、筆は大丈夫ですよ!」

振り返り、メディさんに筆を見せる。

けれど、彼の表情からは笑顔が消えていった…-。

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