太陽5話 誠実な彼

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〇〇『シュティマさんのことが、好き……だから。 だから、力になりたいって……そう思ったんです』

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街並が、夕陽の色に染まる頃…-。

私はシュティマさんと見つめ合ったまま、立ちすくんでいた。

シュティマ「〇〇……」

(どうしよう……シュティマさんを困らせてしまったかも)

次第に不安が押し寄せてきて、ぎゅっと手を握りしめる。

シュティマ「お前が、俺のことを……?」

シュティマさんが、驚いた表情のまま私の瞳を見つめた。

探るような眼差しにどきりとするけれど、私はもう一度彼に想いを告げる。

〇〇「はい。私は……シュティマさんのことが、好きです」

シュティマ「……」

返答を探しているのか、シュティマさんの視線が石畳をなぞっていく。

けれど、不意に背筋を伸ばしゆっくりとこちらに体を向けた。

シュティマ「……ありがとう。けど、今自分の気持ちをどう言葉にしていいかわからなくて。 今、慌てて言葉を紡いでも、ちゃんと正しくお前に伝わるかどうか不安でな。 どこまでいっても情けない男だが……お前の想いを受け取った。必ず、返事をする。 それでもいいか……?」

澄んだ瞳から、彼の真剣な気持ちが伝わってくる。

(シュティマさん……)

誠実な彼の気持ちが、胸の中を温めていく。

〇〇「はい……」

高鳴る鼓動を感じながら、私は深く頷いたのだった…-。

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