太陽6話 願い

私は、思わず真琴君を抱きしめてしまっていた。

真琴「・・・・」

真琴君がどんな表情をしているかがわからないまま・・・・

彼を強く抱きしめ続けた。

真琴「・・・・放せよ」

どれくらい時間が経ったのか、彼がぽつりとそうつぶやいて、私は慌てて体を離す。

○○「ご、ごめんなさい・・・・」

真琴「・・・・」

真琴君はまたしばらくうつむいたまま沈黙したが、やがて・・・・

真琴「・・・・帰る。 あいつも・・・・逃げちゃったみたいだしね」

男がいた方を見ると、その姿はもうなかった。

真琴「・・・・」

真琴君は忌々しそうな目を男がいた方に向けていたが、

やがて背を向けて歩き出した。

○○「ま・・・・待って・・・・!」

彼は私の声がまるで聞えないかのように、歩みを進めていく。

辺りは闇に染まり始め、静寂の中に私の声だけが響いていた・・・・ー。

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