ライトとの日々が、ホープの胸を駆け巡る。
おぼろげに残っている記憶、忘れていた記憶……すべての過去が蘇り、ホープの胸を打った。
幼いホープ「……」
ホープ「わかっている」
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ライト『ホープがいるから、僕は光を見続けられる』
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ホープ「傍にいてやればよかった」
手のひらを見ると、その輪郭が周りに溶けるように薄れてきている。
ホープ「もう、時間があまり残されていない。 逝く前に……あいつに一言、謝らないとな。 すべて、遅かったとしても」
幼いホープ「……うん」
切なげに微笑んで、幼いホープがホープの手を取る。
ホープ「なあ……お前はいったい…-」
幼いホープ「俺も同じだよ。 もうずっと前に亡くした、心の残像…-」
ホープ「……そうか」
ぎゅっと、ホープが手を握る力を込める。
すると幼いホープの目から、一筋涙がこぼれ落ち……
幼いホープ「これで、やっと…-」
やがてその姿が、光と共に消えていった…-。