太陽6話 最愛の兄へ

ライトとの日々が、ホープの胸を駆け巡る。

おぼろげに残っている記憶、忘れていた記憶……すべての過去が蘇り、ホープの胸を打った。

幼いホープ「……」

ホープ「わかっている」

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ライト『ホープがいるから、僕は光を見続けられる』

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ホープ「傍にいてやればよかった」

手のひらを見ると、その輪郭が周りに溶けるように薄れてきている。

ホープ「もう、時間があまり残されていない。 逝く前に……あいつに一言、謝らないとな。 すべて、遅かったとしても」

幼いホープ「……うん」

切なげに微笑んで、幼いホープがホープの手を取る。

ホープ「なあ……お前はいったい…-」

幼いホープ「俺も同じだよ。 もうずっと前に亡くした、心の残像…-」

ホープ「……そうか」

ぎゅっと、ホープが手を握る力を込める。

すると幼いホープの目から、一筋涙がこぼれ落ち……

幼いホープ「これで、やっと…-」

やがてその姿が、光と共に消えていった…-。

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