太陽5話 花の騎士の神髄

シュニー君はしばらく私の目を見つめた後、視線を外して…-。

シュニー「格好いい? 本当にそう思うの?」

〇〇「え……」

彼は目尻をほんのり赤く染め、答えを急かすようにもう一度私を見た。

私はその反応に少し驚きつつも、素直に何度か頷いて見せる。

シュニー「ふーん……」

(……どうしたんだろう?)

何かを考えるような姿に首を傾げる。

シュニー君はふと隣のおじいさんを見て、口を開いた。

シュニー「そこまで言うなら、もう少し騎士について詳しくなってあげてもいいよ」

おじいさん「おやおや……」

(シュニー君、もしかしてやる気を出してくれたのかな?)

そう思うと、自然と顔がほころんでしまう。

シュニー「それで? 参考になる本はどれなの?」

おじいさん「ほっほっほ……本では騎士の神髄など、到底理解できませぬぞ」

シュニー「じゃあ笑ってないで、どうしたらいいか言ってよ」

おじいさん「まぁまぁ、そう焦らずとも……」

おじいさんはゆっくり立ち上がると、今まで優しかった瞳に、わずかな厳しさを浮かべてシュニー君を見下ろした。

おじいさん「花の騎士は、その剣にすべてを賭けるのです」

シュニー「……剣? それって、剣術ってこと?」

(そういえば、シュニー君……運動はあまり好きじゃなかったような……)

あからさまに怪訝な表情を浮かべるシュニー君を見て心配になるけれど……

彼は一呼吸を置くと、そんな心配をよそに真剣な眼差しになり、何も言わずに席を立った…-。

<<第4話||太陽最終話>>



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする