太陽6話 小舟の秘密

セント・ガブリエル号に食料を積み終えた私達は、甲板に戻った。

照明に照らされた甲板では、皆が宴の準備を進めている。

ダグラス「戻った」

ダグラスさんの一声に、船員さん達がいっせいにこちらを振り向く。

船員1「あ、お頭! おかえりなさい!」

ダグラス「準備は進んでいるか?」

船員1「はい! ただ、小舟の準備がまだでして……」

(……小舟?)

ダグラス「なんだ、一番楽しいやつじゃないか」

ダグラスさんの瞳が輝き、私は首を傾げる。

(なんのことだろう?)

ダグラス「俺が行くよ」

船員1「え、でも……」

ダグラス「今日ばっかりは、俺にも働かせてくれよ」

船員1「……ありがとうございます!」

ダグラス「〇〇、手伝ってくれるかい?」

〇〇「もちろんです。でも、小舟って……?」

ダグラス「おいで」

楽し気に微笑み、ダグラスさんがそっと手を伸ばす。

私は彼の手を取り、甲板を歩き出した…-。

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