太陽5話 大切な人へ

ショコルーテへやってきて、二日目…―。

楓さんの部屋を訪れてみると……

楓「ああ、君か。 申し訳ないけど今日は、昨日の考えを形にしたいんだ」

楓さんが部屋から顔を出し、矢継ぎ早にそう教えてくれた。

○○「わかりました。じゃあ……」

楓「あっ、待って!明日の夜は、ちゃんと空けておいてね。 わかった?」

○○「……?はい、わかりました」

(明日の夜、何かあるのかな?)

そう思いながら、時間のできた私は一人で街へと向かった。

愛の日に向けてか、さらなる賑わいを見せる街を抜け、昨日楓さんと行った展示場へ足を向ける

(今、がんばって作品を作ってるんだろうから、何か差し入れしてあげたいな)

楓さんのことを考えながら歩いていると、昨日見たリボンの仕掛けの前で足が止まった。

(でもこれは、大切な人へ愛を伝える仕掛け……なんだよね)

不意に、胸がドキドキと音を立て始める。

(それは恥ずかしい……けど……でも、楓さんが興味深そうにしてたし)

しばらく悩んだ結果、また何かいい刺激になるかもしれないと自分に言い訳をしつつ、私はその作品を購入したのだった…―。

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