耳を澄ましていると、フリューさんの囁きが聞こえてくる。
フリュー「ごめん……僕も行ったことがないからよくわかってないんだけど……。 聞いた話によると……二人で一緒に水鏡の前に立つらしくて……。 そして、水鏡に二人の姿が映れば……お互いが運命の相手……らしい」
〇〇「それは、素敵なお話ですね」
フリュー「近くに運命の相手がいる時は……水鏡がおしえてくれるんだって……」
〇〇「水鏡が……」
(だけど、運命の相手なんてそう簡単に見つかるものじゃないよね……)
フリューさんの話を聞きながら、心の中で一人つぶやいた。
〇〇「運命の相手……」
目の前のフリューさんを見つめていると、胸の鼓動がかすかに速くなった…-。