太陽6話 私にとっての存在

アヴィ「なあ……俺は、お前にとってどんな存在なんだ?」

不意に投げかけられた問いに、胸が大きな鼓動を刻む。

(アヴィ……?)

さっきまでとは違う様子に何も言えずにいると、アヴィは何かをこらえるように目を閉じた。

アヴィ「お前は優しいから……皆に笑ってほしいって思ってる。 自分が頑張って、皆を笑顔にしたいって……お前はそういう奴だよな」

やがて開かれた彼の瞳は、確かな熱が宿っていて…-。

アヴィ「俺も……皆のうちの一人か?」

(皆のうちの一人……?)

彼の言葉に、ドクンとまた胸が鳴る。

(皆の笑顔を守りたい)

(これからは私がアヴィの笑顔を守ってあげたいって……そう思ってた)

(でも…-)

彼へ抱いていた想いが、一気に湧き上がってくる。

けれどどう伝えたらいいのか、まだ言葉が見つからない。

もどかしくて、私は思わずアヴィから視線を逸らしてしまった。

けれど…-。

アヴィ「〇〇……俺の目を、見ろ」

〇〇「っ……」

低い声に心を揺さぶられ、逆らうことができない。

〇〇「アヴィ……」

空から幻想的な光が、私達を照らす。

星明かりを受けて揺れる彼の瞳は、今までに見たことのない色を湛えていた…-。

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