太陽7話 隣国との亀裂

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アマノ「このアカグラ王家に代々伝わる神弓は、その名の通り神から授かった弓なんです。 そんな尊い弓を、民を守るためならともかく、必要のない討伐のために携え持つなんて……!」

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同時に語られたもう一つの言葉に、私の胸は軋んでいた。

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アマノ「もし、大切な人の命が僕の悩んでいる間に失われたら……」

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あれから数日…ー。

私はまだ、あの時のアマノさんの表情が忘れられなかった。

(アマノさん、大丈夫かな)

窓の外をぼんやりと眺めながら、彼に思いを馳せる。

当のアマノさんの元には、朝から再び隣国の使者の方が訪れている。

(気になるけど……私が口を出していい問題じゃないよね)

それでも募る想いを紛らわすため、私は藤棚を見ようと中庭へ向かうことにした…ー。

中庭への道に続く廊下を歩いていた時…ー。

○○「!!」

大きな音を立てて扉が開いたかと思えば……

使者「このまま両国の軋轢となっても知りませんからな!!」

先日と同じ使者の方が、肩を怒らせて大股で部屋の中から出てくる。

(会談をしていたはずじゃ……いったい何が!?)

そっと、遠くから部屋の中を覗いて見ると……

アマノ「……」

苛立たしげに城を出て行く使者の方を、アマノさんがじっと見つめていた。

(アマノさん……?)

彼の表情は、見たこともないほど険しいものだった…ー。

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