太陽5話 ぎこちない笑顔

私達は撮ったばかりの写真を確認した。

写真の中の二人は、ぎこちない笑顔を浮かべている。

フォーマ「変な笑顔だ……撮りなおそう」

○○「う、うん……」

私達は再び距離を縮める。

胸の鼓動が、聞こえてしまいそうなくらいに高鳴る。

フォーマ「○○、笑って」

フォーマの優しい声が、私の気持ちを和らげた。

自然に笑えた瞬間、フォーマがシャッターを押す。

フォーマ「うん、いい笑顔だ」

今度は二人とも、最高の笑顔で撮れた。

フォーマ「ここに来た記念になって良かった」

(フォーマもそう思ってくれていたんだ……良かった)

フォーマ「次はどこ行こうか?」

フォーマがそう言った瞬間――

(雨……?)

薄い灰色の雲に覆われていた空が、急に暗さを増していく。

たちまちに空は厚く雲がかかり、大粒の雨が降りだした。

(せっかくいい天気だったのに……)

雨粒は容赦なく、私達に降り注ぐのだった…―。

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