太陽7話 ご褒美ちょうだい

アケディアくんが会議に参加をしてから、数時間が経っていた。

(いつもはベッドの上でゆっくりしている時間なのに・・・・・・)

(アケディアくん、会議の途中で疲れたりしていないかな?)

そんな心配をしていると、会議室の扉が開いて・・・-。

従者1「アケディア様、ありがとうございました」

従者2「こんなにも円滑の会議が進んだのは初めてです」

会議が終わったようで、アケディアくんは従者さん達と共に部屋から出てきた。

彼の表情には、疲れが滲んでいたけれど・・・・・・

アケディア「○○ちゃん!」

私に気がつくと、すぐに嬉しそうに駆け寄ってきてくれた。

○○「アケディアくん、お疲れ様」

アケディア「うん、疲れたよー。でも、うまく議論がまとまってよかった」

アケディアくんの口元に、自然と笑みがこぼれる。

その表情は、まぶしいほどに生き生きとしていた。

(アケディアくん、すごくいい顔をしてる・・・・・・)

アケディア「それより、○○ちゃん」

アケディアくんは、上目遣いで私を見つめる。

アケディア「ご褒美は?」

(あ・・・・・・そうだった)

甘い声でねだられ、返す言葉に困ってしまう。

アケディア「考えておいてくれなかったの?」

○○「ごめん・・・・・・アケディアくんが喜ぶことは何かなって、考えてみたんだけど・・・・・・」

アケディア「一生懸命考えてくれてたのか・・・・・・まずは、それだけで嬉しいかな」

嬉しそうに微笑む彼を見て、胸の奥がチクリと痛む。

(いいアイデアが浮かべばよかったんだけど・・・・・・)

アケディア「う~ん、そうだな・・・・・・じゃあ、ぼくとデートして!」

○○「デート!? ・・・・・・アケディアくんはどこに行きたいの?」

アケディア「ぼくが・・・・・・行きたいところ? 考えたら外に興味ってない・・・・・・。 それに、デートなんて初めてだし」

アケディアくんは、眉間に皺を寄せてぶつぶつとつぶやいている。

○○「じゃあ、家の中でゆっくり過ごす?」

アケディア「それもいいけど、いつもと一緒になっちゃうし」

アケディアくんの眉間の皺は、どんどん深くなっていく。

アケディア「あっ・・・・・・そうだ!」

突然、アケディアくんはぱっと目を見開いた。

アケディア「○○ちゃん、行こう」

○○「えっ・・・・・・」

アケディア「○○ちゃんと行きたいところを思いついたんだ」

アケディアくんは、行き先も告げずに、私の手を引いて歩き始める。

彼の背中を見つめながら、私は手を引かれるままについて行くことにした・・・-。

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