第1話 教室で眠る吸血鬼?

学園都市・メモワール 彩の月・・・・。

(ここに来るのも久しぶりだな)

学園生活を通し、専門性の高い知識、マナーや協調性を身につけることを目的としたメモワール学園・・・・

世界中の王族や貴族の子女達が、それらを短期間で学ぶために集まってくるこの学園に、私も招待生として通っていたことがあった。

(講義も終わったし、教室を覗いてみようかな)

懐かしさを感じながら、教室の扉に手をかけ、中に入ると・・・・ー。

??「すや、すや・・・・♪」

○○「あ・・・・」

見知らぬ男性が一人、机に突っ伏して気持ちよさそうに眠っている。

(・・・・生徒さん?けど、制服がなんだか違うような)

恐る恐る席に近づき、寝ている人の顔を覗き込むと・・・・ー。

??「うう・・・・朝日がまぶしいのう・・・・我輩、吸血鬼じゃから日の光に弱いんじゃよ・・・・。 はて、棺桶で寝ておるはずなのに、不思議なものじゃわい・・・・ふあぁふ♪」

男性は一つ欠伸をしてから、目を開く。

(吸血鬼?棺桶?)

情報量の多さに混乱していると、男性と目が合った。

○○「あ、あの・・・・」

??「ふむ。見覚えのない嬢ちゃんじゃのう。普通科の生徒かや?」

○○「普通科・・・・ですか?」

??「うむ。夢ノ咲学院のアイドル科に女子生徒はおらんからのう。となると・・・・。 普通科か、それ以外の学科しかあるまいて」

(夢ノ咲学院・・・・?)

状況が理解できず戸惑う私に、男性は穏やかに目を細めたのだった・・・・ー。

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