月6話 収穫の日

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ザント「いいんだ……俺のことはアンタが気にすることじゃない」

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翌日…―

彼の心の寂しさを写したような笑みと、手のひらの温度が朝になっても忘れられず…―

私はザントさんの姿を探して菜園に向かった。

(何だろう?)

菜園には、城の人々が集まっていた。

侍女「まあ、○○様。収穫のご見学ですか?」

○○「収穫……?」

いつかの侍女さんに声をかけられて話を聞くと、今日は育てた野菜の収穫を城の人々が総出で行うとのことだった。

侍女「ほら、見てみてください。ザント様が手塩にかけて育てられた野菜……。 どれも、とても美味しそうでしょう?」

○○「本当ですね」

腰を下ろし、青々と茂る葉物の根元に手を添える。

どの野菜も大地の力を一身に受け止め、生き生きと元気に育っていた…―。

<<太陽SS||月7話>>


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