月6話 決意の夜

ディオンさんの部屋の模様替えを行った、翌日…ー。

ディオン「どういうつもりだ」

部屋を訪れた私を見て、ディオンさんは怪訝そうに眉根を寄せる。

ディオン「もうすぐ晩餐会が始まる時間だろ。こんなところで油を売ってないで早く行け」

彼の言う通り、晩餐会の開始時刻は間近に迫っていた。

けれど……

○○「晩餐会は……昨日のうちに、お断りしました。 私も一緒にイヴィアへ連れて行ってください」

ディオン「……何を言っている? 昨日も言ったはずだ。あまり俺に構うなと」

ディオンさんの声からは、微かな苛立ちが感じられる。

(でも……引けない)

○○「そんな顔をしたディオンさんを、放っておけません」

昨日と同じように傷ついた顔をしているディオンさんに、そう言い切る。

ディオン「お前……」

○○「……」

一歩も引く気はないという思いを込めながら、私はディオンさんを見つめ返した。

ディオン「……」

ディオンさんが、私から目を逸らす。

そしてしばらくの間、考え込むようにうつむいていたけれど…一。

ディオン「……馬鹿だな、お前」

彼は苦しそうに微笑むと、私を抱きしめたのだった…ー。

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