月6話 神殿のありか

オリオン「……シエルマーリンには神殿があると聞いたことがあってな
行くぞ」

シエルマーリンの神殿を探して、私達は海辺を歩いたけれど……

結局、探し始めた場所へと戻ってきてしまった。

(一周しちゃった……)

海は変わらずに穏やかで、空を泳ぐ雲を映している。

オリオン「なるほど……これだけ探してもないのであれば、残るは一つだ」

○○「どこにあるかわかったんですか?」

オリオン「アクアリアの礎となったというのであれば、海の中にあるのだろう」

○○「海の中……」

オリオンさんの視線を追って、海を見つめる。

(でも海の中なら……私は行けないんじゃ……)

突然オリオンさんとの間に大きな隔たりを感じて、私は胸元を握りしめる。

けれど…―。

オリオン「不安そうな顔をしなくてもいい」

私の気持ちに気づいたのか、オリオンさんがそう言いながら海へと入って行く。

オリオン「こっちへ来い」

オリオンさんは海へ背を向け、私へと手を差し伸べる。

オリオン「○○」

力強い声が私の名を呼ぶ…―。

(もしかして……)

一つだけ海の中でも自由に行ける方法を思い出して、胸がひときわ大きく高鳴った…―。

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