月7話 トルマリと私

そして私達は、トルマリの王国の城にやってきた。

城に入るなり、トルマリを心配し、皆が駆け寄ってくる。

従者「トルマリ様、よくぞご無事で!」

トルマリ「○○が、ぼくを助けてくれたんだ」

○○「初めまして」

執事「心から感謝いたします。どうぞごゆっくり我が国でお寛ぎ下さい」

○○「ありがとうございます」

トルマリ「もー!堅苦しいのはそのへんにして……」

トルマリはそう言うと、私の手を取ってにっこりと笑う。

トルマリ「○○、ぼくの部屋に行こう♪」

手を引かれ、私は言われるがままトルマリの部屋へと向かった。

トルマリ「ぼくの部屋へようこそ!」

トルマリの部屋には、豪華なドレッサーと、大きなウォークインクローゼットがあった。

トルマリはクローゼットに足を踏み入れると、私に一着のドレスを持ってくる。

○○「これは……」

トルマリ「○○、着てみて。絶対に似合うと思うんだ♪」

それは、細やかなレースがふんだんにあしらわれた可愛らしいミニドレスだった。

○○「これを、私が?」

トルマリ「うん!早く着てみて♪」

私は再び言われるがまま、ドレスに着替えることになった……

○○「ど、どうかな」

ドレスに着替え、うつむきがちにトルマリにその姿を見せる。

トルマリ「やっぱり似合う!」

○○「そ、そうかな」

トルマリ「ねぇ!ぼくにもドレスを選んでくれる?」

○○「私でいいの?」

トルマリ「○○が、いいんだよ」

トルマリのクローゼットに足を踏み入れて、様々なドレスの中から、トルマリに似合う一着を必死に選ぶけど……

(決まらない……)

トルマリ「ねぇまだ~?」

○○「う、うん」

トルマリ「早く~」

○○「ごめんね。きっと、どれも似合うから、すごく迷ってるの」

トルマリ「ありがとう、○○」

それから私達はしばらく、二人きりのファッションショーを楽しんだ。

トルマリ「ねえねえ、この靴、そのドレスにすごく似合うと思うんだけど」

○○「可愛いね!だったらこのネックレスも着けたらどうかな?」

トルマリ「うん!すっごく素敵!」

そんなやり取りをしていると…―。

トルマリ「ふふっ……」

トルマリが突然、嬉しそうに笑みを漏らした。

○○「ど、どうしたの?」

トルマリ「ぼくたち、息ぴったりだね」

○○「……うん!本当だね」

二人で笑い合っていると、女の子の友達とはしゃいでいるような感じがして…―。

(そうトルマリに言ったら、何て思うかな)

そんなことを考えながら、トルマリのきらきらした笑顔を見つめていた…―。

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