サイさんと一緒に、これからの進め方をあれこれと悩んだ結果……
サイ「調査を続けるのはもちろんだけど、ちょっと他の二人にも相談してみようかな」
〇〇「他の二人……ティーガ君とリドに?」
驚いた私を見て、サイさんはちょっと言いづらそうに目を逸らす。
サイ「うん……彼らの恋がかかってるとなると、僕だけの考えでいいのか、ちょっと不安なんだ。 そこで、探偵団の皆の意見も聞いてみたいなって」
(なるほど)
〇〇「たしかに、とっても大事なことですよね」
(あの男性は、真剣に恋をしてた……)
依頼人の男性の必死な様子を思い出して、私も考え込んでしまう。
(男性のためにも……探偵団のためにも、この依頼は必ず成功させたい)
〇〇「私も他の人に聞いてみることに賛成です。私達だけで考えるより、いいかもしれません」
そう言うと、サイさんは安心したように表情を緩めたのだった…-。
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