月6話 二人きりの部屋

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ラス『温かくなれる場所、行こうか』

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ラスさんに手を引かれて、雪の積もる道を歩き……

私は彼の滞在する部屋へとやって来る。

(ラスさん……)

部屋には私と彼の二人だけしかいなくて、意識しすぎないようにと思うものの、どうしても緊張してしまう。

ラス「顔、赤いね。どうしたの?」

〇〇「えっと、部屋が暖かいからでしょうか……?」

その言葉を聞いたラスさんが、くすりと笑みをこぼした。

ラス「〇〇って、顔に出やすいよね。 本当、かわいいんだから」

隣に腰を下ろすと……彼は私のこめかみに、そっと唇を押しあてる。

〇〇「ラ、ラスさん……!」

ラス「期待通り、キミのことをかわいがってあげたいところだけど……。 その前に……はい、これ」

突然、彼が赤いリボンのかけられた包みを私に手渡す。

〇〇「え……?」

驚いて顔を上げると、ラスさんは軽く首を傾げて目を細めていたのだった…-。

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