月5話 階段の近くで

日差しを避けながら、私は零さんと図書室にたどりついた。

○○「零さん。ここがメモワール学園の図書室・・・・ー」

(あれ?)

振り返り、零さんの姿がないことに気づく。

(さっきまですぐ後ろにいたのに、どこに行っちゃったのかな)

焦って、辺りを見回してみると・・・・

朔間零「・・・・・・・・」

零さんは階段近くで、一冊の本を手にしていた。

(なんの本だろう?)

○○「何か気になる本でもありましたか?」

零さんに近づき、持っている本に視線を向ける。

(・・・・絵本?)

零さんが読んでいるのは、表紙にかわいらしい登場人物が描かれた、子ども向けの絵本だった。

(零さんが絵本・・・・なんだか意外かも)

(・・・・もしかしたら、元の世界に戻る手がかりが?)

私は絵本に集中している零さんの邪魔にならないよう、しばらく見守ることにした・・・・ー。

<<太陽最終話||月6話>>