穏やかな夕陽が店内に薄く差し込んでくる…-。
ダグラス「俺のおもてなしはまだ終わりじゃないよ。 まだ、時間はたっぷりあるからね」
暮れかけた空を見た後、視線をまたダグラスさんに戻す。
(どうしよう。頬が熱い……でも…-)
(まだ、この人の隣にいたい……)
彼に誘われるように、募る想いが言葉となって口からこぼれる。
〇〇「まだ、一緒にいられるんですか?」
すると…-。
ダグラス「そんなかわいいこと言ってくれるんだ?」
くすりと笑って、彼はお酒の入ったグラスを傾けた。
ダグラス「まずいな。このままじゃ今夜は帰してあげられなくなりそうだ。それでも、いいの?」
〇〇「……っ」
熱っぽい眼差しに捕らえられると、返事をすることができなくなってしまったのだった…-。