ナビット「僕も、必ず立派な王子になるから、きっと待っててね♪」
ーーーーー
それからしばらくして…―。
ポケットランドの不思議な住人、ナビットくんとの出会いも、記憶の隅に微かに残るほどになった、ある日。
……再会の日は、突然訪れた。
次の目的地に向け、今日とて歩みを進めていると……
??「みなさーん!」
○○「……?」
どこからか聞き覚えのある声が響いてきた。
声はその人物の駆け足と共に、こちらへ近づいてきて……
??「僕です、僕ですよ! 忘れちゃったんですか!?」
○○「えっと……」
(誰だろう?)
私達の前まで来るなり、男の子は口を大きく開けて笑う。
その青く丸い瞳は、愛らしくよく動いている。
元気いっぱいに飛び跳ねる様子に、私は記憶を巡らせる。
メディ「……この物怖じしない感じ、どこかで見たような……」
ルーク「私もです」
アヴィ「そうか?」
突然現れた男の子へ、誰もが曖昧な記憶に首を傾げる中……
ナビット「僕ですよ! ポケットランドのナビットです!」
アヴィ「!!」
○○「ええ!?」
一同の驚きの声が、空高く響き渡った…―。
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