月5話 もどかしい気持ち

夜の街にリドとお忍びで遊びに行った、その翌日…-。

昨晩のことを思い出しながら、城の廊下を歩いていると…-。

〇〇「リド!」

リドがこちらに歩いてくるのが見えた。

リド「……!」

リドは私に気づくと、なぜか背を向けて反対方向へ歩き出そうとする。

〇〇「リド! どうしたの?」

リド「あ、ああ……」

慌てて彼に追いつくと、落ち着かない様子で視線を泳がせていた。

その時…-。

カラン「〇〇様」

突然の声に振り返ると、カランさんが真剣な顔つきで立っていた。

〇〇「カランさん!」

カラン「貴女に……お話が」

〇〇「どうかされましたか……?」

リド「じゃあ、オレはこれで……」

カラン「リド、別にいい、そこにいてくれ」

慌てて立ち去ろうとするリドを、カランさんが制止した。

(どうしたの……?)

カランさんはリドから私に視線を移し、はっきりとその言葉を口にした。

カラン「〇〇様、私とお付き合いをしていただけませんか」

〇〇「えっ……」

リド「……」

突然の言葉に、私はその場に立ち尽くすことしかできなかった…-。

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