月6話 森を目指して

私が謎の病に倒れて、数日…―

ハルは近辺の森の奥地にボルケウスを探しに行ったけど、一向に帰ってくる様子がなかった。

(ハル……どうしよう、まさかモンスターに……)

不安に目を固く閉じれば、思い起こされるのは、あの日のこと…―。

ーーーーー

ハルディーン「ボルケウスでもなんでもいい!万病に効くって言うなら、今すぐオレが捕ってきてやる!」
医者「なっ、無謀なことはおやめなさい! ボルケウスと言えば、アヴァロン城のモンスター討伐部隊ですら手を焼く怪物ですぞ!?」

ーーーーー

(いくらハルの剣の腕がすごくても、一人じゃ……)

一度、頭を過ぎった悪い予感は、不安を次々に運んでくる。

心臓が締めつけられるような苦しさに襲われて、胸元を握りしめた。

(妖刀のこともあるし、まさかハルに何かあったんじゃ……)

私は高熱に侵された体を引きずって、ハルが向かった森を目指した…―。

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