月6話 ぼくに似合う衣装は?

収穫祭の夜、窓の外からは人々の賑やかな声が聞こえてくる…―。

ペルラ「とはいえ、何か取っ掛かりは欲しいかな……」

収穫祭のパレードに華を添えるため、ペルラさんの衣装を仕立てることになったけれど……

ペルラ「うーん……」

もうずっと、ペルラさんは難しい顔をしたままだった。

ペルラ「ねえ、きみはどんな衣装がいい? ぼくのことを一番見てくれる人の意見を参考にしてみたいんだ」

まっすぐな視線が、私を射抜く。

(ペルラさんの衣装……)

彼の気持ちに応えたくて、一生懸命に考える。

○○「私は……それなら、黒猫の衣装がいいかなと思います」

ペルラ「黒猫? どうして?」

ペルラさんの澄んだ瞳が、不思議そうに瞬いた。

○○「今の猫の衣装、ペルラさんにすごく似合ってますし。 あと、いつもは白ってイメージが強いので……黒だと、違った雰囲気が出せるかなって」

ペルラ「へえ……」

私の答えに、ペルラさんは少し意外そうに首を傾げたのだった…―。

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