月5話 星屑の下

その夜…-。

(歌声……?)

眠る支度を整えていると、窓の外からかすかな歌声が聞こえる。

そっと窓を開けると……

〇〇「フリュス君!」

フリュス君がすぐ外の木の上に腰かけ、歌を歌っていた。

フリュス君は、そっと私に手を差し伸べてくれる。

ふわり…-。

私は、ほんのひと時、降るような星屑の中に浮かんだ。

フリュス「もう寝るところだった?」

梢の上、フリュス君の隣に腰掛けると、彼は私の瞳を覗き込む。

〇〇「ううん、まだ眠くないから大丈夫だよ」

フリュス「そっか。よかった……」

フリュス君はそう言って、私の肩にそっと頭をのせる。

〇〇「……!」

ドキドキと胸が音を立てる…―。

口を聞くこともできずにしばらくそうしていると……

やがて静かな、寝息が聞こえてきた。

(遊び疲れちゃったのかな)

そっと、着ていたガウンをフリュス君の肩にかける。

美しい星空を見上げながら…-。

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