月5話 途切れる言葉

運命の相手がわかるという水鏡の話に聞き入っていると、フリューさんが小さな声で語り始める。

フリュー「ごめん……僕も行ったことがないからよくわかってないんだけど……。 水鏡の前に立った時に、二人の姿が映れば……お互いが運命の相手だって言われてる」

○○「それは……」

驚きの表情を浮かべる私に、フリューさんが微笑みかえる。

フリュー「きっとそれは……奇跡みたいな確率だよね」

○○「はい……もしもその相手が見つかれば、奇跡に近いかもしれませんね」

苦笑いを浮かべながら言うと、フリューさんが真剣な眼差しで私を見つめる。

フリュー「でも……僕は……」

○○「え……?」

その続きを待っていたけれど…―。

フリュー「ううん……なんでもない……」

そう言って、フリューさんは口を閉ざしてしまった。

<<太陽SS||月最終話>>



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