月7話 防衛ライン突破

城壁の外で彼の口から漏れた言葉が、私の胸を小さく挟った。

アマノ「もし、大切な人の命が僕の悩んでいる間に失われたら……」

○○「アマノさん……」

彼に言葉をかけようとした、その時…ー。

アマノ「……!」

何かの存在に気づいたアマノさんが、遠くを見ようと目を凝らした。

その視線を追うと…ー。

○○「あれは!?」

遥か遠くから人々が何かに追われるようにして、アカグラの城壁へと逃げてくる。

アマノ「……っ!!」

瞬間、アマノさんの瞳が驚愕したように見開かれる。

アマノ「防衛ラインを越えてモンスターが辺境の村を襲ってきただと……!今までこんなことは…ー。 とにかく、今すぐ城に戻りこの事態を知らせなければ!」

○○「……っ!はい!」

時折、モンスターの咆哮がどこからか響いてくる中……

私はアマノさんと共に、急いでその場から城へと戻ったのだった…ー。

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