月5話 二人の距離

写真を撮り終えると、フォーマは慌てて私との距離をとった。

照れた様に顔を伏せて、頬も少し赤くなっている。

(……どうしたんだろう)

私は不安になり、フォーマの顔を覗き込んだ。

フォーマ「……一緒に撮れて……良かった」

(よかった……フォーマもそう思ってくれていたんだ)

私は、ほっと胸を撫で下ろす。

二人で並んで歩く距離が、先ほどより少し近づいている気がした――。

私達が庭園を出て、少し歩いていると――

(あれっ? 天気が……)

薄い灰色の雲に覆われていた空が、急に暗さを増していく。

フォーマ「次はどこへ行こうか」

フォーマがそう言った瞬間――

(雨……!?)

突然、雨が降り出してきてしまった――。

<<太陽SS||月最終話>>



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