
月SS 重なる紅
静まり返る図書館に、俺だけの声が響く。 アンタレス「アンタのことが好きだからだ」 〇〇「……っ!」 こちらを見上げる〇〇の頬が、みるみ...
アプリゲーム【夢王国と眠れる100人の王子様】のストーリーネタバレ&攻略情報など
静まり返る図書館に、俺だけの声が響く。 アンタレス「アンタのことが好きだからだ」 〇〇「……っ!」 こちらを見上げる〇〇の頬が、みるみ...
本で囲まれた空間に、耳に痛いほどの沈黙が落ちる…-。 アンタレス「これは……」 アンタレスさんが、自分の胸元を見下ろしながらつぶやく。 ...
――――― アンタレス『アンタ……そんなこともわからないのか。 知っていたつもりだが……アンタの鈍さも相当だな』 ――――― アン...
俺の気持ちに呼応するように、夜風がざわざわと騒いでいる。 (くそっ……やはり素人じゃ駄目なのか?) 本に書かれた呪文を唱えても、〇〇の痣...
吹き抜ける夜風が、頬を撫でて通り過ぎていく…-。 アンタレスさんに連れられ、私は図書館の傍にある空き地へと来ていた。 アンタレス「禁書を...
――――― アンタレス『知っていたつもりだが……アンタの鈍さも相当だな』 〇〇『え……』 アンタレス『なら、ちゃんと教えてやるよ』...
アンタレスさんと黒い本を探し始めて、数十分後…-。 (あれ? こんなところに扉が……) 図書館の奥の方に、もう一つの部屋があるのに気づい...
――――― アンタレス『心配するな。俺が必ず元に戻してやる』 ――――― アンタレスさんが、そう言って勇気づけてくれた後…-。 ...
窓の外で、風に揺れる木々がざわめく…-。 アンタレスさんの提案で、私達は奇妙な痣について調べてみることになった。 アンタレス「痣を詳しく...
文壇の国・東雲 薫の月…-。 障子の和紙を透かして、昼下がりの柔らかな光が差し込んでいる。 選りすぐりの古書を集めた展覧会に招待された私...