
月SS 真っ白な封筒
月明かりが差し込む城の廊下に、二人分の足音が響く。 オレと〇〇ちゃんは無言で歩き続けて、彼女の部屋の前で立ち止まった。 ――――― ...
アプリゲーム【夢王国と眠れる100人の王子様】のストーリーネタバレ&攻略情報など
月明かりが差し込む城の廊下に、二人分の足音が響く。 オレと〇〇ちゃんは無言で歩き続けて、彼女の部屋の前で立ち止まった。 ――――― ...
そしていよいよ愛の日、当日…―。 私は朝からお茶会の準備に勤しんでいた。 (マーチア、喜んでくれるかな) 彼のために用意したチョコレー...
街の喧騒が今はどこか遠くに感じる。 マーチアは依然として私から顔を背けたままで、気まずい沈黙が流れていた。 ――――― マーチア『...
マーチアの金色の瞳が、切なげに揺れている。 マーチア「ねえ……教えてよ、〇〇ちゃん」 いつになく甘い響きで名前を呼ばれて、頬に熱が集まっ...
足早に歩くオレの頬を、冷たい風が撫でていく。 頬を膨らませたオレを、〇〇ちゃんが慌てて追いかけて来た。 〇〇「ま、待って……!」 ...
それから、楽しい時間はあっという間に過ぎて…… 賑わっていた街並みも、人が減るにつれて徐々に静かになっていった。 マーチア「はあ、たくさ...
夜が近づいても、街にはまだたくさんの恋人達の姿がある。 マーチアは足を大きく踏み出して、そんな街を一人歩き始めた。 〇〇「ま、待って……...
夕闇が濃くなる中……いつになく真剣な表情をしたマーチアが、私の顔を覗き込んでくる。 ――――― マーチア『君はさ、愛の日に好きって言...
迷子の男の子と一緒にチョコレートを選んだ後…-。 ――――― マーチア『じゃ、お母さんはオレが探してきてあげるよ。 君はこの子とチョ...
チョコレートを選んだ後、私達は空いているベンチに腰を下ろしていた。 マーチア「〇〇ちゃん、はい」 隣から、マーチアが先ほど買ったチョコレ...