太陽5話 思わぬ提案

〇〇「……今は、ただ何も考えないで、純粋にパーティを楽しんでみませんか? 今だけは、その辛い気持ちから解放されて……」

モルタ「え……? 純粋に楽しむ、ですか……」

私の提案に、モルタさんは明らかな動揺を見せていた。

けれどその揺らぎの片鱗に、明るいものも見えたような気がして……

〇〇「いろいろ、モルタさんの中で抱えていることもあると思います。 パーティが終わったら……私も一緒に抱えさせてもらえませんか?」

モルタ「あなたが……?」

(モルタさんの悩みすべてを理解するなんて、難しいかもしれない)

(でも、私は…-)

〇〇「はい。だから今は、思いきり楽しんでもらいたいです。 私がどこまでモルタさんの心に寄り添えるかはわかりませんけど……。 そう、思っているんです」

モルタ「……パーティを、楽しむ」

モルタさんの小さなつぶやきがこぼれる。

モルタ「そのような考え方は、私の中にはありませんでした。 あなたは……面白い方ですね」

〇〇「モルタさん……!」

不安と悲しみを残しながら、向けられた微笑みに……

私は胸の高鳴りと共に、気持ちがはやるのを感じるのだった…-。

<<第4話||太陽最終話>>