太陽6話 怪我の理由

レジェの部屋に着き、ベッドで寝ている彼の元に駆け寄る。

(汗がすごい……それに苦しそう)

執事「怪我自体は大きいものではりませんが……医師によると、おそらく精神的ショックが大きかったのだろうと」

○○「一体、何が起きたんですか?」

動揺して、思わず執事さんに詰め寄ってしまうと……

レジェ「……僕が説明するよ」

○○「レジェ!?」

息を荒くして、レジェがベッドから起き上がった。

執事「レジェ様!」

○○「……レジェ、無理はしないでください」

レジェ「ありがとう、でも、大丈夫だから」

体は辛そうだけれど、瞳は真っ直ぐに私を見ている。

思わず、レジェの体にそっと手を触れた。

レジェ「……国議で、議題にしていた政策がなかなか可決されなくて。議長をしていたロイを差し置いて、僕がその場をまとめて、可決に持っていってしまったんだ。それでロイと口論になって、その勢いで……」

レジェは、次の言葉を紡ぐことをためらっているかのように思えた。

○○「ロイさんに、突き飛ばされた……?」

レジェ「……。今回の国議、ロイは初めての議長として本当に頑張って準備を進めていた。幼い頃から兄である僕と比べられていたりして、色々と思うところがあったんだと思う……それを僕が踏みにじってしまったんだ……もう少しあの場を、ロイに任せるべきだったのかもしれない」

○○「……レジェ」

レジェの表情は、後悔と悲しみに満ちていた…―。

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