太陽7話 冷たい頬

(あれ……私)

ゆっくりと目を開けると、蒼白な顔をしたオリオンさんが私を覗き込んでいる。

オリオン「〇〇! おい、目覚めたぞ!」

オリオンさんが焦った様子で、誰かを呼んでいる。

〇〇「あの、私……?」

(頭が、割れるように痛い)

医師「力を持たないまま、シャボンの外に出られたのです。 オリオン様が力を与えてくださらなかったら……あなたは、あと少しで死ぬところだったのですよ」

(力を与えたって?)

医師「さあオリオン様、もう宜しいでしょう。どうかお休みに。 体中の血が抜けてしまっているのです……このままではあなた様のお命が……」

(オリオンさん……首に包帯巻いてる!?)

(どういう、こと……)

オリオン「俺のことはいい。 傍にいる……」

医師「オリオン様!」

オリオンさんの身体が傾いて、ベッドの脇に倒れ込む。

〇〇「オリオンさん……っ」

手を伸ばすと……驚くほど冷たい頬に触れた。

(とても冷たい)

(どうして?オリオンさん……)

氷のような彼の肌が、私の心を凍りつかせていった…―。

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