太陽5話 討伐隊

座敷童は、お気に入りの鞠を掴むと、外へと走り去って行ったー。

その翌日…一。

◯◯「討伐隊…… !?」

カノトさんの元にやってきた国王様は、聞き返した私に深く頷く。

国王「まさか王子の私室に物の怪が侵入するとは思わなかったからな。 聖堂に祀られた伝説の小太刀を使い、討伐隊を結成する」

カノト「待って。あの子は…ー」

国王「案ずるな、カノト。お前はもう何も心配しなくていい。 今日はそれを伝えに来たんだ」

では、と部屋を出ようとした国王様に、カノトさんは食い下がる。

カノト「……それならその討伐隊、僕、やります」

国王「何を言い出すんだ! 許可できるわけないだろう!!」

カノト「でも、僕はこの国の王子……僕が……倒さなきゃ」

国王「しかし…ー」

カノトさんの視線が、なお渋る国王様から私に向けられる。

(カノトさん? 何か考えが……?)

◯◯「国王様……カノトさんなら、きっと大丈夫です」

国王「う、うーむ……」

国王様はそれでもしばらく、眉間に皺を寄せて考え込んだ…ー。

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