太陽6話 正義の味方として

透き通った瞳に見つめられ、胸が高鳴っていく…-。

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アルマリ「僕にとって大切なもの、それは……」

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その真剣な眼差しに少しの期待を抱きながら、彼の言葉を待つ。

すると……

アルマリ「……でも、君を誰かにあげるのは……嫌だな」

○○「……!」

(それって……言葉どおりの意味でいいんだよね?)

(私を大切に思ってくれてるって……)

想像以上の言葉が返ってきて、頬が熱を帯びていく。

けれどそんな私とは対照的に、アルマリは眉間に皺を寄せて難しい顔をしていた。

アルマリ「トルマリとトトリさんには悪いけど……僕には探偵の方が向いてる気がするんだ」

これまで彼がこなしてきた課題の中には、探偵向けのものもいくつか混ざっていた。

それは、敵の心を理解するためにと設けられた課題だったけれど……

(確かにアルマリにはそっちの方が向いてるのかもしれない)

そんな風に考えていた、その時だった。

アルマリ「推理のコツも、課題をこなしていくうちに掴んできたし……。 何より僕は、正義の味方として……○○を取り戻したい」

○○「!」

アルマリのまっすぐな言葉が、再び私の心を大きく揺さぶる。

(なんて返せば……)

少し天然なところがあるアルマリは、おそらく自分の言葉の意味に気づいていない。

そんな彼に、何を言えばいいか戸惑っていると……

執事「ならば、私が怪盗となって○○様をお預かりしましょう」

部屋の隅で見守っていた執事さんが、助け船を出すかのように、こちらへとやって来る。

突然の提案に私とアルマリは顔を見合わせた…-。

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