太陽6話 男らしい彼

ぬかるみに足を取られて、転びそうになった時・・・・

桜花「・・・・○○さん!」

桜花さんがすぐに駆け寄って、私の体を抱きとめてくれた。

桜花「お怪我はないですか?」

○○「は、はい・・・・」

桜花さんの腕が、しっかりと私を支えてくれている。

○○「すいません・・・・ありがとうございます」

(桜花さんの腕、すごく力強い・・・・)

早まる鼓動を聞かれないように、私は彼と距離を取った。

○○「あれっ・・・・薬草が・・・・ない?」

摘んだはずの薬草が手の中にない。

足元に視線を落とすと、ぬかるみの中に落ちてしまっていた。

(せっかく見つけたのに・・・・)

○○「ごめんなさい・・・・すぐに探します!」

けれど、辺りを見回しても薬草は見当たらない。

桜花「私なら、もう大丈夫」

○○「でも・・・・」

桜花「あなたと二人きりの時間を楽しめて、身も心もすっかり元気になりましたから」

桜花さんは、私の手を取りまっすぐ見つめてくる。

柔らかな光を湛える瞳・・・・ー。

私は、その瞳に吸い込まれそうになる。

桜花「さあ、城へ帰りましょう」

繋がれた手のひらから、彼の体温を感じる。

(桜花さんの手、温かい・・・・)

その温もりに導かれながら、私は城までの道のりを歩いた・・・・ー。

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