太陽6話 誓えない言葉

そして暗い夜は開けて、翌日…-。

アフロスの神官達の立会いのもと、オルガさんとの婚姻の儀式が執り行われようとしていた。

アフロスの神官「あなたはこの者・オルガを夫とし、生涯、愛することを誓いますか?」

〇〇「……」

アフロスの神官「……〇〇殿?」

―――――

アヴィ『――約束する、俺を信じろ、〇〇』

―――――

胸に強く残る言葉を抱きしめ、私は顔を上げた。

〇〇「……誓いません!」

オルガ「な……姫様!?」

〇〇「私は……私には…―」

(アヴィ……!)

神官相手に、強い瞳を向ける。

オルガ「わ、わかっているのか君は!?これは神のご神託なんだぞ!?」

〇〇「……っ」

オルガさんは怒りをたたえ、私の腕を強く掴み揺さぶる。

けれど、私の意志は揺るがない。

(私は……アヴィを信じる)

やにわに儀式の参列者達が騒ぎ始める。

参列者1「いったい何事だ……?」

参列者2「祝福がもたらされているのではなかったのか?」

ざわめく人々を前に、神官の額にも焦りが見え始める。

アフロスの神官「どうやら花嫁は混乱しているご様子、一度お連れして……」

その時だった。

神殿の出入り口の扉が大きく開け放たれると、そこには兵士達を引き連れた、アヴィの勇ましく立つ姿があった…-。

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