太陽6話 協力してくれるなら

蝋燭の炎の揺らめきを映したウィルさんの瞳が、不思議な色に染まる…―。

ウィル「君、協力してくれるのかい!?」

○○「はい」

その瞬間…―。

○○「……っ」

彼にしっかりと、両手を握りしめられた。

ウィル「……驚いた! 怖がりの君がそう言ってくれるなんて! ああ、胸躍るねえ……こんな気持ちは、初めて僕の映画が封切りされた時以来、かな?」

ウィルさんの瞳が、爛々と輝き出す。

○○「ウィルさん……」

ウィル「でも、ちょっと待った」

私の手を離したかと思ったら、そのまま今度は両肩を掴まれた。

○○「……っ! ウィルさん!?」

ウィル「もしかして本当に、怖がりじゃなくなっちゃった?」

眉尻を下げ、ウィルさんが心底悲しそうに私を見つめる。

○○「いえ……怖いですけど、ウィルさんがずっと頑張ってきたものなんですよね? なら、絶対にパークを成功させたいんです」

ウィル「○○……」

彼が少し顔をうつむかせた時、眼鏡のチェーンが小さく揺れた。

ウィル「ありがとう、嬉しいよ」

○○「ウィルさん……! はい!」

真摯に紡がれた声色に、私もしっかりと返事をすると…―。

ウィル「じゃあ君には特別なディナーをごちそうするから感想を教えてもらえないかな?」

○○「えっ……」

ぱっと顔を上げたウィルさんの輝く瞳と、しっかりと目が合う。

○○「ディナー……ですか?」

ウィル「そう、名付けて…―」

身構えながら、彼の次の言葉を待つ。

ウィル「最凶スペシャルディナー!」

○○「……!」

嬉しそうな足取りのウィルさんに連れられ、私は洋館の奥へと向かった…―。

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