太陽5話 演奏会への誘い

それから数日後……

もうすっかり日が暮れた頃に、ダルファーが私を訪ねてきた。

〇〇「ダルファー……?」

好きと言ってくれたことを思い出すと、照れてしまってダルファーの顔が上手く見れない。

ダルファー「突然、ごめんね。いま、時間あるかな?」

〇〇「はい……大丈夫です」

ダルファーは良かった、と無邪気な笑顔を浮かべた…-。

……

〇〇「演奏会……ですか?」

ダルファーがやってきたのは、私を演奏会に招待したいという話をするためだったようで……

ダルファー「そうだよ。軽いセッションみたいなものだけど、ぜひキミにも来て欲しくてさ。 こうして誘いにきたんだ」

私を覗き込むように、ダルファーが顔を傾げる。

すると、翡翠の髪がさらさらと揺れた。

ダルファー「絶対に来て欲しいんだよねえ。僕、一生懸命歌うからさ」

(歌……ダルファーの歌がもう一度聴ける?)

期待に、胸が自然と高鳴る。

ダルファー「ね、来てくれる?」

〇〇「……はい! もちろん」

ダルファー「うん、良かった♪ ものすごく久しぶりなんだよね。演奏会って」

〇〇「え?」

ダルファー「ほら、僕協調性ないから。けっこう自由気ままに歌うのが好きで。 周りにね、合わせるのが大変~って言われちゃうんだよねえ」

(そうだったんだ……)

風のように自由な彼の振る舞いを思い出すと、確かにと頷いてしまいそうになる。

ダルファー「公務以外では、しばらくこうして演奏会なんてやってなかったけど……。 キミには是非この国の歌を聞いて欲しくて、ね」

ダルファーのその言葉が素直に嬉しくて、私は一生懸命頷いた。

〇〇「……はい! 楽しみです!」

そんな私を見て、ダルファーは満足そうに微笑んだ…-。

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