太陽5話 大切な人

翌日…-。

一晩かけてウェルガーくんに喜んでもらうための方法を考えた私は、彼の滞在する部屋を訪れていた。

ウェルガー「二人で、パーティ?」

ウェルガーくんは目を大きく開き、私の言葉を繰り返す。

〇〇「そう、クリスマスパーティ。 大切な人とおいしいものを食べたり、プレゼントを贈り合ったりするんだけど……。 ショーを楽しませてもらったお礼に、ウェルガーくんにもクリスマスを楽しんでもらいたいなって。 どうかな?」

(私ができることをしてあげたい)

私は少しドキドキしながらウェルガーくんの返事を待つ。

すると……

ウェルガー「大切な人……。 そうか! ってことは……! それって、僕のことを大切な人って思ってるってことだよな!」

〇〇「え……?」

きらきらと輝いた瞳が間近に迫り、鼓動が大きく跳ねる。

すると戸惑う私を見て、ウェルガーくんは眉をひそめ……

ウェルガー「なんだよ? さっき言った言葉は嘘なのか?」

〇〇「ううん! ウェルガーくんは大切な人だよ」

(あ……)

つい口にしてしまった本音に、頬がこれ以上ないぐらい熱くなっていった。

するとウェルガーくんの頬も、少しずつ赤くなっていって……

ウェルガー「へへっ! それじゃあパーティもプレゼントを贈り合うのも、全部やろうぜ。 なんか、すげえ楽しくなってきた!」

ウェルガーくんの顔には、もう悲しみや憂いは残っていない。

そのことに、ほっと安堵した私は、まだ見ぬクリスマスパーティへの期待に胸を弾ませるのだった…-。

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