太陽6話 切ない笑顔

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ヴァイリー『ああ。残された時間は少ないかもしれねえけど、オレは王子としてこの国に何か残したい。 できる限りのことをしたいんだ。それに、オレが成し遂げることをオマエにも見届けてほしい』

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ヴァイリーさんは、獣化の呪いをまるで受け入れているように思えて…-。

私は彼の瞳を、まっすぐに見つめた。

〇〇「私が絶対に、ヴァイリーさんの呪いを解きます」

ヴァイリー「〇〇……」

彼は微かに瞳を揺らして……それから柔らかな笑みを唇に乗せた。

ヴァイリー「ありがとな。でも…-」

何かを言いかける彼に、私は笑顔で首を振る。

〇〇「だからヴァイリーさんは、公務を頑張って……絶対に成功させてください」

ヴァイリー「〇〇……」

私の想いを汲んでくれたのか、彼は切なげに目を細めて…-。

ヴァイリー「……ああ。わかった」

私をなだめるように、この上なく優しく微笑んだのだった…-。

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