太陽6話 気がかりな彼女

翌朝…-。

小鳥のさえずりと共に目を覚ますと、清々しい朝が私を迎えてくれた。

けれど……

(フレイヤさんと仲良くなりたい)

彼女とゆっくり話す機会を得られぬままでいることが気がかりだった。

(ジークさんに頼んでみようかな?)

ジークさんの部屋を訪ねようとした時、廊下の先に彼の姿を見つけた。

〇〇「ジークさん、おはようございます」

声をかけると、ジークさんがはっと目を見開いた。

ジーク「……! プリンセス、おはようございます。 これから街に用事がありますので、何かありましたら使用人にお申しつけください」

いつものように柔らかい笑みを向けられているけれど、どこかそっけないようにも思える。

(忙しいのかな?)

〇〇「はい、ありがとうございます。お気をつけて」

理由を聞けずに見送ろうとすると、ジークさんが微笑んだ。

ジーク「お昼頃には戻りますので、食事をご一緒しませんか?」

〇〇「はい、是非」

ジーク「では、後ほど」

これからの彼との時間を楽しみに、私は遠ざかっていく背中を見送った…―。

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