月6話 ロイの気持ち

執事さんとレジェの部屋へ着くと、彼は傾き始めた夕陽に照らされながら、穏やかな顔で眠っていた。

その顔に、ほっと胸を撫で下ろす。

○○「あの、怪我の具合は……?」

執事「倒れた時に、腕や頭を打たれたとのことですが、医師の話によると大事には至らないと」

○○「倒れたって、どうしてこんなことに……」

執事「……」

執事さんが、言いにくそうに視線を床に落とす。

執事「ロイ様が初めて議長をされた席で意見がまとまらず……それを見かねたレジェ様が、代わりにまとめようとされたそうです。すると、レジェ様とロイ様が口論となり……その勢いでロイ様がレジェ様を突き飛ばしてしまったと、聞きました」

○○「そんな……!」

執事「ロイ様はレジェ様の完璧な振る舞いに、幼い頃からコンプレックスをお持ちのようでしたので……」

○○「……」

その時、レジェのまぶたがかすかに開いた…―。

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