月7話 迫る時

桜花さんは再びふせってしまい、また会えない日々が続いた。

(私には……何もできないのかな)

私は桜花さんの部屋の前で立ち尽くし、自分のふがいなさを責めていた。

その時、女中さんが桜花さんの部屋から出てきた。

○○「あ、あの……桜花さんは大丈夫なのでしょうか……?」

女中「そう……ですね」

女中さんは私の姿を見て、戸惑いの表情を浮かべる。

○○「何か重い病気……なのですか?」

女中「……」

○○「私……桜花さんのことが心配で」

心から言葉がこぼれる。

あの美しく儚い微笑みを思い出すだけで、胸がいっぱいになった。

女中「桜花様が苦しんでいらっしゃるのは……大病ではなく、呪い……なのです」

○○「呪い……?」

その時、従者の方が桜花さんの部屋から出てきた。

従者「○○様……桜花様がお呼びです。よろしいでしょうか?」

○○「……! はい!」

(呪いって……どういこと?)

重く聞き慣れない言葉に、胸が不安に支配されていく。

その気持ちを抑えながら、私は桜花さんの部屋に足を踏み入れた…―。

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